それは風の音と波の音|海の思い出
海とは縁遠い生活を送っている。
私が生まれたところは山の麓。
普段はビルに囲まれた海とは無縁の場所で働いている。
海。海。
口にするだけで少し心が躍る。
海は少し特別な場所。
潮の香り、少し湿った風、微かに聞こえる波の音。
家族と、友人と、恋人と。
海に一人で行くことはない。
海にはいつも思い出がある。
一緒に行った人との会話や景色もずっと心に残っている。
そんな海は非日常にあふれている。
それは大人になった今も同じ。
海を見るとわくわくする。
海の向こうには何があるんだろう。
そんな子供の頃の感覚を思い出させてくれる場所でもある。
風の音、波の音。海鳥の鳴き声、遠くに汽笛が鳴り響く。
海にはいろんな音がある。
函館の海、月の松島、神戸の港、鳴門の海。
かつて訪れた海にはたくさんの思い出がある。
それではまた。
結局は書くのがちょっと楽しい、ただそれだけ|わたしがブログを書く理由
特別お題「わたしがブログを書く理由」
私がブログをはじめたのは4年前。
今までは読む専門だったけれど、一回くらい書いてみようかなと思ったのだ。ただそれだけ。
昔から何事にも中途半端で、一つのことをやり遂げた、という感覚が薄い私。
私にはいつも今しかない。
そんな性格はブログにも出ていると思う。
始めたもののあんまり更新できてないし、消した記事もあるし書きかけで投稿していない記事もたくさんある。
ただ、投稿しないと存在しないのと同じだなあと思った。
そういえば働き始めてからは自己発信することの大事さを実感することが多かった。
自分の意見をぽんと軽く投げかけてみる。ブログへの投稿はその練習みたいなところもある。ただ思ったことを言うだけ。誰かに届くかもしれないし、届かないかもしれない。そんなものだ。
今になればいったん言いたいことは言えばいいじゃんって思えるけど、それができないこともあったから。
自分の考えていることを目に見える形で表すのは大事なことだと思う。
言葉は普段考えていることから生まれるものだから、どんな風に書いてもその人の人柄みたいなものが何となく出てくると思っている。
私は思い立ったらわりとすぐ行動するタイプではある。
書くことが楽しいと思えばそのときは書くことを楽しんでいる。
でもまあ興味が他のことに移ってすぐにやらなくなることも多いんだけど。
そういうときは書くこと以外に夢中になっている。
思い付きで始めたことだしネットの海に漂って、誰にも見られなくてもいいと思ってたけど。
読んでくれてる人がいるってわかるとやっぱり嬉しい。
いい文章を書こうと意気込んでもなかなか書けない。
あきらめて気の向くままに書いた方がリズムが生まれてするっと書けることもある。
筋トレみたいなもので、書いてないと書けなくなる。毎日のストレッチみたいなものなのかもしれない。
それから、ブログを書き始めて思ったことが、書き始めるのは簡単だけれど、書き終えるのは大変だということ。
書いてるときは楽しいけど、畳み方がわからなくなってくる。
それで結局投稿せずじまいな記事も実はたくさん眠っている。
楽しそう、まずやってみよう、とか思って手を出したはいいもののやめ時がわからなくなる私の性格そのままだ。
自分の考えを目に見える形に表すということは思いのほか難しい。でもあれこれ悩んだり勢いで書いたり、いろんな自分がいることがわかって楽しい行動でもある。
いろいろととりとめのないことを書いてみたけれど、結局は書くのがちょっと楽しいのだ。
そのちょっと楽しいをずっと味わっていたくて、私はブログを書いている。
ただそれだけ。
それではまた。
火と氷の国アイスランド|人生で一度でいいからいってみたい国ってどこですか?
それは火と氷の国、アイスランド。
アイスランドとの出会い
アイスランドってどんな国?
北欧の島国で、大きさは北海道より少し大きいくらい。日本から行こうと思ったら丸一日かかる。ものすごくざっくりいえば、そんな国。
私がアイスランドの存在を知ったのは一冊の漫画がきっかけ。
『北北西に曇と往け』 入江亜季(著)
ミステリーとアイスランドの風景をたっぷり楽しめる贅沢な漫画。
日本人の青年探偵がジムニーに乗ってアイスランドの大地を駆け回る。ストーリーも面白いけれど、これ以上は本筋から外れるので割愛。気になった方はぜひとも漫画を手に取っていただきたい。
最初は、ジブリ作品や手塚治虫作品のような懐かしさも感じる力強くて繊細な絵柄に惹かれて読み始めたけれど。この漫画を読み進めていくうちに、私はアイスランドの自然に惹かれるようになった。
自然の描写が見事なのだ。画集を見ているような美しいシーンがいくつも出てくる。荒涼とした大地、ダイナミックな自然の営み。吹き付ける強い風、雪の冷たさ、人の温かさ。
そんなアイスランドの空気感まで伝わってくるような絵に圧倒されて、アイスランドのことがしばらく頭から離れなくなってしまった。
アイスランドの魅力
アイスランドの魅力はダイナミックな自然の絶景。
世界最大の温泉、ブルーラグーン。
黄金の滝、グトルフォス。
青い氷の洞窟、ヴァトナヨークトル氷河。
地球の裂け目が見られるシンクヴェトリル国立公園。
美しいのは自然だけではない。
首都レイキャビクにあるハットルグリムス教会は、まるでファンタジーの世界に迷い込んだよう。コンクリート製の建物が厳かな雰囲気を醸し出している。
一度はこの目で見てみたいと思った。
アイスランドのことを調べていくうちに、行きたい場所も増えていく。
日本もアイスランドも海に囲まれた島国で、火山と温泉がある。
日本はプレートが沈んでいく国。それに対してアイスランドはプレートが生まれる国。
アイスランドは日本と共通点もあるけど、対極にある国でもある。
アイスランドは想像以上にユニークで壮大な自然があった。
そんな圧倒的な自然を全身で感じてみたい。
旅慣れていない私には夢のまた夢、という感じだけど。
ちなみに調べてみると、7日間で¥500,000ほどのツアーがあった。
金額がわかるだけで全く無理な話ではなさそうな気がしてくるから、いったん予算を調べるのは大事。
今日からアイスランドへの旅に向けて資金をためてみようかなと思った次第である。
というわけで。
私が人生で一度でいいからいってみたい国、それはアイスランドでした。
さて、みなさんの行ってみたい国はどこでしょうか?
それではまた。
気のおけない人
久しぶりの投稿です。
朝の通勤電車の中。
ふと、夏に長い付き合いの友人とランチに行ったことを思い出しました。
社会人になった今でも不定期に会っています。
いつも誘いは唐突で、
・お酒はいらない(飲めないので)
・インスタ映えは気にしない
・とにかく美味しい
そんなざっくりした指定からお店を決めます。
そして、日時と場所だけがLINEに投下されて、
当日はグーグルマップ片手にてくてくとお店に向かうのです。
会えば口では久しぶりと言いつつ、昨日も会っていたかのようで、
時間が経つのがあっという間。
ひとしきり話した後は、
じゃあまたね、と次の日取りも決めないまま
それぞれ全く別方向の家へと帰ります。
なんともゆるい感じですが、このゆるさだからこそ
今でも続いているんだと思ったりしています。
そんな気のおけない人、今度はいつ会えるかな。
2020年はコロナに振り回されて終わりそう。
連日感染者数が報じられ、世間も再び自粛ムードですね。
体には気を付けて、師走を駆け抜けたいと思います。
それではまた。
不器用な道のり
特になにもないお盆期間ですが、
新しく手に入れたものがあります。
それは運転免許。
18歳のときにタイミングを逃してしまい、それから気づけば月日が過ぎてしまい、このお盆の期間にようやく免許を取りました。
仕事の合間を縫って教習所に通い、平日にわざわざ学科試験を受けに行く。
なぜ学生のうちに取っておかなかったのか。
そんなことを考えても時間は戻ってきませんが、そう思わずにはいられないほど労力がかかりました。
今はとにかく、身分を証明できるものが増えてほっとした次第です。
さて、ようやく免許を取ったものの、普段はもっぱら電車移動。もちろん車も持っていません。
このままペーパードライバーになるのはもったいないと思いつつも、自分の不器用さを考えると安易に運転しようとは思いません……。
だれか助手席に乗せて、のどかな親戚の家の周辺の道で練習しようかな。
自分の車を持つ日は来ないかもしれないけれど、子供のころ、叔父が乗っていたアウディにあこがれたことを思い出しました。
それではまた。
日暮れを待ちわびて
気がつけばお盆休みに突入。
花火大会やお祭りがないと、夏ってこんなに怠惰に過ぎてゆくものなんですね。
ほんとうにただただ暑いだけの夏。
今日は夕方の日が落ちてきた時間帯に近所の河原を散歩してきました。
この時間帯に外に出ると、昼間の痛いほどの日差しから一転、ゆっくりと溶けていくように夜になっていくのを感じられるのが好きです。
犬の散歩をしている人に、ランニングをする人、河原のベンチで休憩する人、私と同じように歩いている人……
思ったよりたくさんの人がいて驚きました。
そして、すれ違う人たちと会話することはなくとも、なんだかのんびりした時間を共有している感じがして、心地よい時間でした。
実は3月末くらいまでは、週に1~2回軽くジョギングをしていました。
けれども、さすがにマスクをして走る気にはなれず、無駄にランニングシューズを履いて歩くということに落ち着いています。
ここ数か月で生活が変わってきたので、うまく折り合いをつけつつ夏を乗り切ろうと思います。
それではまた。